自己紹介
どうも、はじめまして。水谷治央と申します。現在大学院の博士課程に在籍しております。
もうしばらくすると、博士論文という学位を取るのに必要な論文を書き出さなければならないのですが、気が付いたらこんなウェブサイトを立ち上げ、メールマガジンまで発行する始末。さぞかし、研究がうまく進んでいるのでしょうと思いきや、いまのところ、目ぼしい成果は上がっていません。
それでも、やりたいことがあるのだ!と奮起し、卒業が危ぶまれながらも、筆を取る事にしたのです。そう、それは、今まで明らかになった科学的事実を一般市民の皆さんに還元すること。今や、科学は大衆化し、我々の身近になった多くの技術、そして、これまでも身近に存在していた自然科学、絵画や音楽と同様に世の中に溢れかえっている科学技術を、皆さん遠くに感じていませんか?芸術鑑賞するくらい気軽に科学を楽しめる文化を日本に築きたい。それが僕の目指すところです。
昔は研究をしていれば、いずれは人様の役に立つと思っていました。確かにそうなんです。知らない間に役に立っていることは一杯あります。その一方で全く役に立っていないものもあります。僕は科学が役に立つかどうかは問題ではないと思います。純粋な科学が役に立つかどうかは分からないからです。それでも役に立つ可能性を秘めているなら、それを専門家だけで共有するのは人類の未来に弊害を及ぼすことになりえるのではないでしょうか。多くの方々が知の財産を共有することで、僕達の未来は十分変化しえるのだと思います。
その一方で、科学は芸術性を秘めています。素直にその現象が美しいと思うこともありますし、科学をするということは創作活動の一つでもあります。なら、それを鑑賞するのはきっと楽しいことですよ。絵を見ても詳しいことは分からないけど、「いいな〜」って思うことありますよね。その感性を大切にしていきましょう。科学って確かにちょっと分かりにくいかもしれませんが、できるだけ砕いてみて、宝石を出してみようと思います。
僕の履歴
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高校時代: 家計を圧迫させないようにと、公立高校を目指した結果、なんとか都立立川高校に入学。あまりにも自由な学風だったため、勉強をもおろそかにしたのが、人生失敗の引き金だったかもしれない。多くの先生と知人に迷惑をかけた。今でも申し訳ないと思っている。
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予備校時代: 高校で勉強しないもんだから、あっさり大学受験に失敗し、一年間四谷学院という予備校にお世話になる。せっかく家計を圧迫しないようにと思っていたのに、予備校の授業料を払うはめになり、親に迷惑かけた。
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大学時代: 一年勉強した結果、東北大学の薬学部に拾ってもらえることができた。東大の前期試験でパッサリ落とされたことがショックで…、と思いきや、仙台に来ても、遊びの誘惑には勝てなかった。死ぬほど遊んだので、もう悔いは無いはず…。マンドリン部でできた友達は一生の財産、彼らとの付き合いは無くならないような気がする。
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研究室配属: 大学病院の薬剤部で研究活動というものにはじめて触れる。このとき脳神経系の研究に携わったことが僕の将来を決めたかのように感じた。引き続き、修士課程も同じ研究室に残るが、僕の指導教官が異動してしまい、神経系の研究をすることはできなくなってしまった。
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現在: 脳神経の研究がしたくて博士課程から現在の研究室にお世話になっている。東京大学の神経生理学教室、だからといって、途端に視界が開けるわけではもちろんなかった。脳と心、科学と哲学のことを考えていると、あっという間に発狂寸前になる。落ち着きを取り戻すため、僕が今確実にできることを模索し始める。一つは地道な研究を続けることかな。そしてもう一つは今まで明らかになった科学的事実と現在の進展状況を分かりやすい形で一般の方々に還元すること。どこまで自分ができるのかよく分かっていないが、とりあえず、走り出してみようという感覚。
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将来: いったい僕は将来、何をしているのでしょうか。とりあえず、一般的な就職活動はしていません。あまり肩書きが無い職業がいいな。っていうことは……!?
持っている資格
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普通自動車第一種免許: 車を運転するのが好きなんです。今は東京に住んでいるので全く運転していませんが、仙台にいたときは何かにつけて車でどこかへ出かけていた。一番の思い出は10日間かけて本州を一人で一周したことだろうか。
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薬剤師免許: 薬学部を卒業したので薬剤師なんです。調剤経験もあるので、ちょっとは薬のアドバイスもできるかも…、でも、街の薬剤師さんのほうがよく知っていると思います。薬って偉大ですよ、いまや単なる化学物質という概念を超えて、様々な代物が合成されるようになりました。病気の根本を治癒する画期的な薬の開発が多方面で進展することを祈りましょう。
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高等学校教諭第一種(理科)免許: 実は教えるの好きかもしれません。大学生のころから、塾講師や家庭教師をしたりしていました。大学院に入っても、薬剤師の予備校や看護学校で講師を続け、下手なりにも様になってきたような…気がしているだけですね、きっと。高校生に科学の面白さを感化させることができるような立場にまで成長できるよう頑張ります。
お粗末ながら…
電気生理学の実験セットの前にて
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